カナダ旅行(Day2-2) / Montreal |
- ノートルダム大聖堂
- 雪国モントリオール
さらに旧市街
かなり長い間スケートを見つめていたんだけど、さすがに寒くなってきたので旧港を後にしてまた旧市街を散策。持ってる情報が「地球の歩き方」とホテルでもらった地図だけなので、イマイチどういう風に回っていけば効率的なのかも良く分からないのだけど、とりあえず歩けるところは歩いておこうと、ジャック・カルティエ広場からモントリオール市庁舎を外から見学(後から調べたら平日は無料で内部ガイドツアーがあるらしい)。この建物が立てられたのは1878年で、1922年に火災で焼失して(石造りなのにどうやって燃えるんだろうというソボクな疑問も)現在の建物は1926年に修復されたものらしい。こうした歴史ある建物が今現在も普通に生活の一部っていうのがスゴイな、と思ったり。
この市庁舎のすぐ近くに観光案内所があるので、詳しい地図なんかがないかと入ってみる。壁に貼ってあった地図がとても便利そうだったので、「この地図みたいなのが欲しいのだけど・・」と聞いてみると「それは有料の地図なんだけど、モントリオールの観光用の地図があるのでそれを差し上げます」と旧市街とダウンタウンの地図をもらう。あ、そうだと思ってついでに「そういえば地下鉄のデイパス(ツーリストカード)ってドコで買えますか?今朝駅で買おうとしたらナイって言われて・・」って聞いてみたら「ココで買えますよ」とのこと。デイパスってのがどういう仕組みのものかそのときは分かっていなかったので「明日使う予定なのだけど大丈夫?」と確認してみたけど「大丈夫」とのことだったのでデイパスを2枚購入。デイパスはサンフランシスコのMuniみたいに自分で使う日付をスクラッチして使うタイプ。
モントリオールには何日滞在されるんですか?と聞かれたので、3日間、と答えたらできればアンケートに協力してもらえますか?とのことだったので(3日以上滞在する観光客が答えるアンケートらしい)、アンケート登録用のフォームにメアド記入して観光案内所を後にした。結局地下鉄の駅でデイパスが買えたかどうかは、不明のまま。デイパスが欲しかったら観光案内所に行くのが一番かと。
そしてそこから新旧裁判所を通っていたころに「あーっ、もうカメラの電池がないよ」と彼。私はいまだにSONYのU10を使ってる(今となってはこのサイズこの機能のカメラにはもう出会えない)いるので1日中写真を撮っても2日は電池が持つんだけど(電池が突然なくなっても普通に単4電池が使えるし)彼のカメラ(Panasonic Lumix)は写真を撮る量にもよるけど半日電池が持てばいい、みたいな感じで。やっぱりズームもできて液晶が大きいのは便利だけど、こんなに早く電池がなくなってしまうのはかなり問題。旅行前に電池だけ探したんだけど、近くのお店にはなくて、取り寄せてる時間はないしということでそのまま来ちゃったんだけど。なんか不良かと思えるぐらいの電池消費のはやさ。
彼が「どこかのお店で充電できないか聞いてみる」というので「そんなことできるわけないじゃない・・・」といいつつ通りにあったTim Hortonsというおそらくカナダで勢力があるのであろうコーヒーショップに。このお店、やたらCMとか流れていたんだけど、気をつけてみてみるとほんとうにアチコチにある。コーヒーショップ、といってもスタバとかタリーズのようなものではなくて、日本で言うとミスドみたいな感じかな?マフィンやドーナツなんかのスイーツもカウンターの後ろにおいてあるので匂いはまさにミスド。ご飯食べたばっかりなのになんか美味しそうに見えるし。広告のヨーグルトがすごーく美味しそうに見えたので、バニラ味(vanille crémeuse)とストロベリー味(fraise) を1個ずつ。1個$1.99。安い。
このヨーグルトが普通だし甘いのになんかすごく美味しく感じて、特に「バニラ味のヨーグルト」っていうのはアメリカでも売ってても、今まで「なんでアメリカ人は何でもかんでもバニラやココナツやシナモンを入れるかな!」と一度も口にしたことがなかったんだけど、意外に美味しくてびっくり。食わず嫌いとはこのことかもしれないね。私が夢中でヨーグルトと格闘している間、彼はカウンターのおばさんに充電をほんとに頼んでいて、「10分だけ充電させてって頼んじゃった。おばさん必死にアウトレット探してくれてた」と。すごいよキミのその行動力は。
充電させてもらっている間彼の分までヨーグルトを平らげ、観光案内所でもらった地図で場所の確認など。観光案内所では最初英語の地図をくれたんだけど、途中で「どこから来たの?」と聞かれて「日本」って言ったら「じゃあ日本語版のほうがいいよね」と言われて日本語版をもらったのだ。そしてこの日本語版を見てたら「クロスカントリ」が「かんじき」と訳されていて大うけ。「かんじき」ってスポーツだっただろうか、笑。
ダウンタウンヘ/地下街、ショッピングセンター
充電してくれたおばさんにチップを払い、次はダウンタウン方面へ。モントリオールは地下街/地下ショッピングセンターが発達しているらしく、「外を歩くよりはあたたかくていいかもね」と地下鉄の駅まで戻ることに。ノートルダム大聖堂まで歩いて戻ってきた時に目の前から馬車が。観光地にお決まりの馬車観光だけど、たとえばラスベガスのVenetianホテルのゴンドラと同じでいつも見るたびに乗ってみたいなーと思うんだけど、勇気が出ない。彼は「乗りたいなら乗ればいいのに」っていつも言うんだけど、だって恥ずかしいんだもん。旅の恥はかきすてっていうけど、私は一度もかき捨てたことがナイかも。もうちょっと大胆さがあればいろんなことができるんだけどね。
観光案内所でもらった地図を見ると、地下街ネットワーク(underground-network)は地下鉄のオレンジラインとグリーンラインにわたって全部つながっているように見えたので、Place D'Armes駅に戻り地下街の入り口を探してみる。Place D'Armes駅にはコンベンションセンター(Palais des congres de Montreal)があって「ここから入れるんじゃない?」と中に入ってみる。コンベンションセンターではモーターショーをやっているらしく、あちこちに車が置いてある。ちょっと興味があったけど(別に車は詳しくない)「ここでモーターショー見てもね」ということで却下して地下街の入り口っぽいところへ入り、ずんずんと進んでみる。しかしこれでもかって言うぐらい人っ子一人いない。ただの通路で店とかもないし、方向感覚も奪われるわで「ほんとにこの道はどこかに続いているんだろうか・・・」と不安になったところで、地下街はあきらめ地上に出ることにした(笑)
地下街に入ったことですっかり自分たちがどこにいるかがわからなくなってしまった私たち。とりあえず目立つ建物を目印にして地図を見直し、ダウンタウン方面へ歩く。左の写真は歩いているときに出現した建物で、現代的なビルのミラーに移った歴史ある建築物の姿が見られるまさに現在と歴史が調和してしているすごく素敵な場所だと思ったんだけど、未だにこの教会みたいなのが何かが分からず・・・(誰か知ってる人がいたらぜひ教えてください)。
寒いけど、やっぱり外を歩いたほうがよかったねと目指すはサント・カトリーヌ通り沿いにあるショッピングエリア。
モントリオールダウンタウンのメインストリートであるこのSte-Catherine通りは巨大ショピングビルであるイートンセンターを中心として小さなお店が点在しているまさにお買い物天国。そして先にも書いたけど周りのお店の1/3は靴屋じゃないかと思うほど靴屋が多い。どちらにしてもこういうショッピングモールでの買い物は今回の旅行の目的ではないので、見学程度に中に入りウィンドウショッピング。アメリカでおなじみのブランドも沢山入っているけれどやはり温暖なカリフォルニア(店頭は年中キャミソールだらけ)とは品揃えが違って面白い。
品物の値段もアメリカとほとんど変わらないと思うんだけど、ケベック州で買い物をするときに気をつけなくてはいけないのが消費税の高さ。カナダの連邦消費税(GST)は7.5%なのでそんなに高くはないんだけど、ここでさらにケベック州の消費税(PST)が7.0%加算されるのだ。しかも州消費税はなぜかGSTが加算された後の値段にかかるらしい。ということで1回の買い物につき約15%の消費税を支払うことになり、買い物が高額になればなるほどお得感は薄れていく感じ。(それでも旅行者はGSTをある条件下で還付してもらうことができるので$50以上の買い物であれば、GSTは免除と考えてもOKかも)
カナダ名物以外の買い物には興味ない、といいつつもぶらりと入ったお店でジップアップのセーターとか購入してるし。だってだってセールしてたし「消費税はいただきません!」って書いてあったし(こういう「TAXはいただきません」っていうお店がけっこう多くて、税金取らなくて大丈夫なのかな?って思ってたけど、レシートを見たら15%オフになった金額に消費税が加算されてた。15%オフ!って書くより効果的なのかな?)。
そんなこんなでショッピングセンターを出たら外はすっかり夕方。空気の冷たさもいっそう増して、吐く息が凍りそうなほど。そろそろお腹もすいてきてレストランを探してみるんだけど、レストランを選ぶのに苦労した旧市街とは違って、ダウンタウンはどこにレストランがあるのか良く分からない。結局ウロウロしている間にホテルの付近まで来てしまい、Sherbrooke通りをさらに東へ向かって歩いてみるも、レストランらしきものがあっても閉まってたり。
こうなったら彼が昨日食べたイタリアンレストランにする?と歩き始めたんだけど、「ホテルから近かった気がする」という言葉とは裏腹に歩いても歩いてもイタリアンレストランはでてこない(笑)。やっぱりねー、車で行くのと、歩くのでは距離感覚がちがいますですわよ。(でも住所だとホテルから3ブロックぐらいしか離れてないはずだったんだけど・・・)
そしてほとほと歩きつかれたところに結構人が入っている和食のお店があり。「もーここでイイよ」とお店に入ったら、なんとお寿司オーダーバフェのお店だった。えー、お寿司かー、と思いつつも、日本の変な店でまずいお寿司を食べるよりアメリカナイズされたコテコテお寿司のほうがが好きな私はまあ、いっかとも。名前では何が入っているのか分からないので、適当に少しずつ注文してみる。しかしここのアメリカナイズ(っていうかカナダナイズ?)のされ方はすごかった。普通のカリフォルニアロールとかももちろんあるんだけど、巻物になぜかほんのり甘い天かすが・・・最初はえー、と思ったもののコレが意外と美味しく感じた私の舌はヤバい。周りのテーブルはどこもそんな少人数でそんなに食べるの?という信じられない量のお寿司が乗っていてちょっとスゴイ光景だった。このバフェは30ドル/人だったんだけど、あの人たちははるかにモトを取っている気がする(私はムリ)。
満足なんだかそうでないんだか分からないご飯を食べ終わって、コンビニで水と、カフェでコーヒーを買ったあとはホテルに戻ってお風呂に入ってのんびりテレビ。最近はどこのホテルにでもあるpay-per-viewで"The 40 year-old virgin" を鑑賞。期待していたほどには面白くなかったけれどそれなりに楽しめた(とかいいながら私は途中で寝てしまったんだけど)。胸毛を脱毛するシーンはガチだったらしいけど、ほんとにシャツにまで血がにじんでてかわいそうだった・・・。一日中歩き回ってぐったり。明日は地下鉄で今日よりも少しだけ遠くに足をのばすのです。